婿と婿養子の結納と婚約指輪
婿と婿養子の結納金は、
通常の嫁をもらう
場合の2~3倍に
なると聞きました。
また、婚約指輪は、
新婦側が購入する
のでしょうか?
先日の父母講座に
おいて、このような
質問がありました。
婿取りや婿養子の場合、やはり結納金は
通常の2倍~3倍の200万~300万と言われて
います。ただ、婚約指輪は、やはり新郎が
購入して新婦にプレゼントするのが
通常の形と思われます。
結納金が多いのは、やはり男性側の家が家を継ぐという考えが
基本にあると思います。その家の跡取りを婿に出すという意味で
2倍~3倍になると言われています。
少子高齢化が進む日本において、子供の数は少なくなり、一人っ子の
家、娘ばかりの家も多くなりました。今後この「婿取」「婿養子」は
現在の初婚の組数の2%からよりも比率が増えるように思います。
初婚の平均年齢も平成28年男性が31.1歳、女性が29.4歳と
年々上昇しています。
ここで「婿取り」と「婿養子」の違いを説明します。
「婿取り」は、嫁取りの逆で、婿を家として取ると言う意味で、
結婚した際の姓、氏が、新婦側、花嫁側になると言う意味です。
この場合は、新婦側の家に入るという形にはなりますが、
新婦の両親からの相続権は、ありません。
一方、「婿養子」は、新郎の姓が、新婦の家の姓になるだけでなく、
新婦側の両親と養子縁組をして、婚姻届けをすることにより結婚を
するので、姓が新婦側だけになるだけでなく、新婦側の両親の子となり
新婦側の両親からの財産の相続権が発生します。
「婚姻届け」+「養子縁組届け」も出します。
「家」を継ぐ、「家」を考えての結婚。
古く考えられる かもしれませんが、今後の結婚式において
とても大切なことの様に考えます。
「家」、「両親」、「家族」、「お墓」、「子供教育・躾」は
「核家族」において、「恋愛結婚」の夫婦において
とても大切な課題になると思います。
あまり考えてしまうと結婚をためらうかもしれませんが、それが
後世、日本の未来を我々が継承していくことのように考えます。