『エモ消費』の今瀧さんに会いに行きました

『エモ消費』の今瀧さん   

                 

先日の夜中、自分の携帯をいじっていたら、フト手が、止まった。

Facebookに、「朝渋登壇します。」と先般、大学の同窓会にて

顔見知りになった26歳のイケメン社長のコメントを入れている。

明日の朝一やん!と思いながらも、歳を取ったせいか、

毎朝5時には目が覚めるのもあり、しかも

「朝渋」って、朝の渋谷!と思い、興味が湧いて前日の夜中申し込んだ

??????????

朝は、7時30分から開演、入場は15分前の7時15分と

書いてあったが、渋谷駅に7時前には到着してしまったので、

朝の渋谷をぶらぶらと会場まで歩く。

何年かこちらのヒカリエの方は、来ていなかったので、

交番の前の歩道橋がカッコ良く未来感を感じた。

ビルも青空に聳え立ち、朝から大都会東京を感じる。

会場には、受付2番で入る。

昼間は、ここでカフェとしながら、パソコンを使っての仕事の

出来る空間、スタジオのように登壇者とコーディネイターが、

プロジェクターのスクリーンをハサミ、はす向かいあい、

それをZOOMの視聴者のために、大きなカメラが

構えている会場だった。

カメラの横に席を取る。 それは、後から分かったが、

登壇者今瀧健登さんの真ん前の席だった。

7時30分に、コーディネイターの5時コージさんが出て来る。

自己紹介のスムーズな方、

「朝5時に起きるので、5時コージという名で活動しています。」

と朝渋の宣伝と自分の紹介をする。面白い。

後で調べると、元お笑いタレントのブリリアントのコージと

言う人だった、かなりテレビに出ていた方らしい。

今瀧さんの話は、やはり面白かった。今回出版された、『エモ消費』について

コーディネイターとの掛け合いで、インタビュー的な感じではあるが、

本の核になる事5つと朝渋とエモ のような、コンテンツを作って、進行してくれる

講演会、すごく分かりやすく、プロジェクターで本のキーワードをクローズアップして

くれるので、聞き取りやすく、全て私にとって新しい情報が、スルスルと頭に入って

楽しい1時間30分だった。午前9時には、きっちりと終わり、講演会を出発できた。

『Z世代とエモ消費』の講演内容は、

〇 Z世代は、生まれた時からSNSが身

  の回りにあり、活用を

  している世代だから、このZ世代から情報を拡散してもらう

  のが、一番ヒット商品への近道である。

  

  大体、27・26~中学生14歳ぐらいの世代が今2023年の

  Z世代だから、自分達が、お金をもっている消費者としては、

  なかなか難しいが、心の感じたことエモーショナルなことは、

  いいなぁと拡散をする力は、素晴らしいものがある。

  SNSの中でも、家の家族の会話の中でも、全世代に対して、

  拡散力がある世代であること。

〇 消費の分類で行くと、

  消費1.0は、モノ消費(1970年~)

  戦後のモノの無い時代を経て、生活に必要なモノを揃える消費

  

  消費2.0は、コト消費(1990年~)

  商品やサービスを買う事で手に入る「体験」を消費する

  例えば、テーマパークや旅行

  消費3.0は、トキ消費(2010年~)

  再現性の無い、その「トキ」でしかできない体験に対しての消費

  例えば、オリンピック観戦や現敵的なポップアップストアでの買い物

  消費4.0は、イミ消費(2020年~)

  商品やサービスを購入することで、他社や世の中に貢献できるもの。

  例えば、被災地への支援やSDGsに沿った商品を購入

  そしてこの消費5.0が、今回のエモ消費

  購入基準が「エモ」が含まれるようになる。

  例えば、

  インクが切れず、書きやすいボールペン よりも、

  初めて契約を取った日、上司にもらったボールペン

  の方が、「エモ」という感じのことになります。

〇 「エモ」が生まれる3つの条件

  •  経験があること

「エモ」に必要な共感は、消費者自身の体験による共感。

「森林の香りの香水が欲しい」に対して、「わかる」ではなく。

「小学校の林間学校で森の中で遊んだ」その経験から「ああ、面白かったね」

と共感する。

自分の経験から共感を産み、「買う理由」になる。

  • 「ハッピー」を感じること

ハッピーは、超幸せ!というよりも、小さな幸せ。

  • 「コミュニケーション」があること

「エモ」は、自分だけでは成立しない。

コミュニケーションがあるからこそ、広がりが生まれ、

人に伝えたいと感じます。

ここで私が、感じたのは、Facebookの記事において、

家族のイベントで嬉しかったことなどを上げると、沢山「いいね!」を

もらったことを思い出しました。

嬉しかった時間などを上げると、「わかる!」とか、「おめでとう!」とか

コメントを頂きながら、「いいね!」をもらう。

その内容から、嬉しかったことが、次の消費につながれば、それは

「エモ消費」となるのかな?と思いました。

大きなヒットは、生まれづらくなり、その消費期限も短くなっている。とも

言われます。いろいろなところで小さなヒットが生まれ、生まれたらまた消える。

後になってみれば記憶にも残らないような小さなトレンドが、花火のように同時多発

しているとのこと。

確かに、ツイッターやインスタグラムやfbには、日々沢山のいいね!が

出てきます。そんな中から、共感を産み、人をハッピーにさせるものを

考える。大変なことです。

講演の中では、これを花火マーケってイングとも言ったり、

また、従来の魚群を網ですくい上げていたのが、今は、金魚すくいのように

一匹ずつすくい上げるのが大事。

人それぞれに「商品を買う理由」が異なるから、バラバラに動く人たちに対して

個別にどうアプローチするのか、それがやはり「エモ」を通しての「ハッピーの共感」で

世の中にあるほかのものではなく、自分事として共感できること。

この共感の気持ちが入口となり、商品やサービスに対してポジティブな印象を持ち

購買へと繋がっていくことが大事。

でも、気を付けないといけないのは、

100点を目指さないこと。

ハッピーの共感が、今や人によって異なっている。

ある程度の共感、60点を目指してください。

とも言われました。

これは、めちゃくちゃ、難しいですね。

60点で会社の損益分岐点を超える

商売があるのか?

商品を生産して、利益をのせて販売をする。それが、利益30%なら

60点では、合わないと思う。

60点の商売なら、3つぐらい持っていて、180点にしないと

しかも、同じスタッフで、同じ場所で、3つの矢を持ち、60点やけど、

その求めているお客さんには、100点のサービスをしないといけない。

難しい、、、「選択と集中」とか少し前まで考えて、会社の方向もある程度の

角度にしたのに、、集中して60点では、商売あわないよなと考えてしまう。

難しい時代に突入です!

「エモ消費」の講演の最後に、では今日から

何を実行する?という

話になり、今瀧さんは、「まず、自分の周りの人にプレゼントを渡してください」

と言われました。この人に、「プレゼントを渡す」と言うのが、最高のエモ消費なのだ

そうです。

ある意味、例えば、私が、会社のスタッフにプレゼントを渡す、何がいいかな?と

予算と内容を考えて、渡すときの相手の顔を思いながら購入する。

そして、渡したときに、喜んでくれたら、お互いに「ハッピーの共感」

なのかもしれません。

エモ消費、引き続き研究をしたいと思います。