三献の儀(三三九度)の盃の持ち方

神前式の斎主をしている際、注意したいポイントの一つに、三献の儀の際の盃の持ち方になります。

 

 

 

 

神前式の本番において、緊張の新郎新婦様

 

 

三献の儀を緊張のピークで進める中、巫女が盃を渡し、お二人が盃を受け取る際、それぞれ思い思いの盃の受取をされる。

代表的なNGの持ち方を右にあげてみました。

 

上の左と下の左は盃を両手で周りを囲うようにお持ちになるのですが、口を付けることが難しい。

上の右は片手(右手)で、盃を受けて、左手はそれに添える感じになる。丁寧に見えるがお神酒を飲む際にどうしても片手になる。
下の右は、やはり口がつけにくい。

次に、三献の儀の盃の上げ方、神社にもよるが、やはり、一献が三杯の意味もあり、二回は盃を上にあげ、三回目に口に運ぶ。のが綺麗。
NGというか、写真を綺麗に撮るには、着物が重く手が上がらないからといって、盃の方に、口を持っていかない。

背中が丸くなり、顔を下げて盃の方へ前かがみに口を持っていかない。

やはり、姿勢正しく、美しい姿勢で、行うのがポイントになる。

花嫁は特に白無垢等着物が重く、両手が上げにくい口を盃に運びがちになるが、そこは我慢して、姿勢正しく、三献をしてみて欲しい。

サンプルの動画を撮ってみた。参考にして欲しい。

 

一生に一度の結婚式、思い出に残る良い挙式にしてください。

※神社により作法の違いがある時もあります、是非挙式される神社の神職にも質問してみてください。