巫女ブログ 折り鶴シャワー

巫女ブログ、いよいよ明日から4月!

春の婚礼のスタートですね。杜乃宮の大きな窓からも

ここ1週間前、3月末頃から毎日見える風景が変わります。

窓左側の乙女椿が、咲き出した~と思っていたら

右奥には、陽光桜が、可愛いピンク色の花が満開になり

手前の枝だけだった紅葉の枝から、どんどんと葉が出て

広がります。それは、萌黄色から、若い緑色に、

すごく爽やかな風景です!!

今日は、和の結婚式ならではの演出をご紹介します。

それは、折り鶴シャワー。

チャペルの結婚式で行うフラワーシャワーの和風版

とお伝えすると分かりやすいかもしれません。

挙式が滞りなく進み、新郎新婦の退場の際、ゲストの方々から

祝福の気持ちを込めて、新郎新婦に折り鶴シャワーを

届けていただくセレモニーです。

古来より、日本文化において

鶴は縁起の良い動物とされています。

鶴は千年、亀は万年とも

言われるように、長寿の象徴とされ、

結婚式でも

夫婦の繁栄と幸せを願い、

白無垢にも文様として使用されるほど。

ちょこんとした鶴が、またなんとも可愛らしく、

折り鶴シャワーをしたあとに鶴が散らばる様も風流です。

折り鶴用の入れ物も、籠タイプからカップスタイルまでさまざま。

ゲストが折り鶴シャワーをするときは、参列ゲスト1人に、5〜10羽が目安です。

ちなみに折り鶴シャワーは、基本的に神社では行われてはいません。

ホテルの中の神殿だからこそできる演出でもあるのです。

折り鶴シャワーを浴びる新郎新婦の、眩しい笑顔がとても印象的。

そろそろこの演出が多く見られるのではないかと、今からワクワクしています。