巫女さんブログ!大國主大神について

巫女さんが書いてくれたブログを掲載致します!

大國主大神について

ホテル椿山荘東京の庭園内にある

独立型の神殿『杜乃宮』で執り

行われる神前式では、

杜乃宮の御祭神である大國主大神

大前にて、婚約の契りを交わして頂きます。

大國主大神(オオクニヌシノオオカミ)は、

日本の国土の基礎をお造りになられた、

日本国の神様として有名ですが、

「縁結びの神様」としても信仰されています。

農業や商業、医療の発展と関係が

深く昔から日本の人々の生活を

支えて下さっています。

大國主大神様は、私たちの生活を

常日頃から見守ってくださっています。

ホテル椿山荘東京 大國主大神

私の大好きな、大國主大神の大神様の事を考えると、古事記の有名なエピソード『因幡の白兎』を思い出します。

日本海にある隠岐の島から、因幡の国まで海を渡りたいと考えた白兎は、因幡の国までサメを並べて橋代わりに渡ってやろうと考え、サメ達に「兎とサメどちらが多いか数えよう」と提案します。

そしてサメ達の背中を渡り切り到着寸前に「サメ達を騙してやったぞ」と白兎は白状してしまいます。すると騙されたサメたちは怒り、白兎の毛を毟り、皮を剥いてしまいました。

毛を毟り取られて、白兎が苦しむ最中、そこに大國主大神様が通りかかりました。

「川のきれいな水で体を洗って、ガマの花粉を体にふりかけなさい」と伝え、

白兎は言われた通りにすると傷はすっかり癒え、元通りの姿に戻りました。

お礼として白兎は、「大國主大神様は素晴らしい姫神と結ばれる」と予言しました。

すると後に因幡の美しい姫神、八上比売(ヤガミヒメ)と大黒様は結ばれたのです。

ホテル椿山荘東京の神殿『杜乃宮』では、

大國主大神様のご加護のもと、

新郎新婦様、お二人のご縁を祝福する挙式を

神主と私達巫女が、御奉仕しています。

大國主大神様が見守られる神聖な場で

末永い幸せをお祈りするお役目は、

巫女共々人生の糧となる貴重な経験です。

巫女舞やご祈祷を通じて、

豊かな家庭の築きをお支えしてまいります。