巫女ブログ ホテル椿山荘東京 庭園内神殿杜乃宮の椿

巫女ブログの今回のテーマは、

ホテル椿山荘東京のお庭にある

厳粛で華やかな神前式を行う神殿

杜乃宮。その神殿の中に彩る

可愛い椿を見ていきたいと

思います。

1.椿山荘のシンボルである椿。

私が、御奉仕する、庭園内神殿 杜乃宮にも、

要所に椿が散りばめられ、ホテル椿山荘東京

ならではの神殿となっています。

2.椿山荘という名前は何を由来としたものなのでしょうか?そこには土地の歴史が関わっています。

時を遥かにさかのぼり南北朝時代。ホテル椿山荘東京の

周辺はたくさんの椿が自生する景勝地であり、そこから「つばきやま」と呼ばれていたそうです。

そして明治時代、かの山県有朋公がこの景色を大変気に

入り、私財を投じてこの地を買い取りました。

そしてその庭園や邸宅を、「つばきやま」にちなんで椿山荘と名付けたのです。(参考:ホテル椿山荘東京『令和十二景』)

3.それでは杜乃宮を彩る椿たちを見ていきましょう。


①木彫りの椿

新郎新婦が入場される扉の周りには、木彫りの椿が飾られており、お二人の入場をより鮮やかに印象づけてくれます。


②巫女の花冠も椿(白椿と赤椿)
式にご奉仕する巫女は、紅白の椿があしらわれています。装束にも椿を取り入れることで、椿山荘ならではの神前式に花を添えています。


③椿山の舞
神前式の中で、御奉仕する巫女の舞は、

『椿山舞』は、椿山荘のオリジナルです。

歌詞に耳を傾けると美しい「つばきやま」の

情景が浮かびます。

巫女は神楽鈴と赤椿、白椿を持って舞を納めます。


④リングピロー
新郎新婦の指輪を入れるのも、美しい椿を模した

リングピロー。大きく開いたちりめん生地の椿の花に、

お二人の指輪が輝きます。


⑤庭園の椿
杜乃宮の見どころである大きく開けた窓。

山県有朋の愛した「つばきやま」の景色を望む

ことができます。2月にはこの窓から、

美しく可愛い、赤椿(乙女椿)がのぞきます。

4.日本人の心に寄り添った神前式を、椿山荘ならではの意匠に囲まれながら執り行うことのできる庭園内神殿杜乃宮。鮮やかな椿と共に、人生に彩りを添える思い出が作れるのではないでしょうか。