巫女さんブログ 神前式式次第玉串奉奠
今日は、杜乃宮の神前式における
玉串奉奠について書てみます。

「玉串奉奠」皆様にとってあまり馴染みのないものではないでしょうか?
しかし、神前式をはじめとする神道式の祭事においてはとても重要や儀式となっています。
神前式を挙げていただくにあたり、事前に玉串奉奠の意味や作法を知っておくと、安心して式に臨んでいただけると思います。

玉串
玉串に使われる榊(さかき)の語源としては、一年中青々として光沢のある美しい葉を持つことから「栄える木」、また神様と人間の境界を示す木であることから「境の木」など、様々な説があります。
その榊に、邪気を払い豊作をもたらす雷を表した紙垂を、魂や神様の宿るとされる麻で結びつけることで、浄化され玉串となります。
この玉串にお二人の願いを込め、神前にお供えする儀式が玉串奉奠です。
神前にお供えするものとして、お酒・お米をはじめとする神饌と同様の意味を持ちます。
しかし自ら手にとって婚姻に対する願いを込めていただくという点では、
お二人にとって非常に大切な意味をもつ儀式となります。

玉串奉奠の作法
作法は以下の通りです。緊張されると手順に戸惑われる方も多いため、事前に図を参照していただくと良いですが、式中にも斎主から案内がありますのでご安心ください。
(ホテル椿山荘東京杜乃宮 パンフレットより)
神様への敬意と新たな家庭の発展への祈念は、
神前へのお供えであると同時に、
『お二人のこれからに対する決意』
にもつながるでしょう。
皆様の神前式が素敵なものとなりますよう、心からお祈りいたします。