教科書で読む 神前結婚式
教科書で勉強した神前結婚式について、
今一度、國學院で学んだ教科書を紐解く。
コロナ禍において、復習の
良い機会である。
結婚式は、人生の慶祝すべき儀礼で、新郎新婦
が同心一体となり、偕老同穴の契りを結ばんと
するものである。
この一行、ぐぐと胸に刺さります。
『偕老同穴』良いですね==
結婚式は、新家庭を樹立し、新生活への
第一歩を踏み出す出発点となるので
あるから、最も意義深く執り
行はるべきである。
婚儀は、諾冉二尊が神慮を仰がれたように
「神がめあはせ給ふ」という信念の下に
執り行われるべきである。
神明照覧の下、神々に誓ってこの儀を執り行う
ことは、清浄明朗を尊ぶ我が国民性に最も
適合した儀礼といえる。『むすび』、『むすばれる』
ことこそ、神社信仰の大きな要素である。
神前結婚式に携わってきて、良かった!と思う。
恋愛結婚の多い現在、二人で約束し、結婚をするが、
その中に、孚誠の愛があり、むすばれる。結ばれた
者が、動かぬものとなることに、そして、両親や兄弟姉妹
親戚の前で結婚を誓い、神様に誓い、二人の人生を出発
するのである。
『幸せになる』と言う言葉を最近よく考える。
何が幸せかは、人それぞれであるが、一つの幸せの考え方に
考え方の主語が、「私が」や「あなたが」と言う他に、
「私達が」と言う二人が主語になることが、「幸せ」
「私達は、幸せ」と言える事が、幸せ。
相手を思いやり、相手は、自分を思ってくれることが、幸せ。
ここに、他には代えられない、幸せがある。
喜びも楽しみも全て、『私達が、』と主語で言えることが
最高の幸せとなる。