事上磨錬(じじょうまれん)
事上磨錬(じじょうまれん)の言葉は、
陽明学の「人は須らく(すべからく)事上
に在って磨くべし」からきています。
実際に行動や実践を通じて、知識や精神を
修養すること。
日常の業務をしっかりとこなして、
それを通じて修養すること、
「事上」とは、日々の生活の時と所のすべて
を指しています。己の心を虚霊不昧に以て
いき、良知を明らかにする。
我々は常に、沢山のことに惑います。だれか
がああ言った、こう言ったから始まり、仕事のこと
上司のこと、部下のこと、同僚のこと、仲間のこと
親兄弟や子供のこと、世間のこと、病気のこと、
先行きのこと、毎日悩みます。
これら沢山の惑いの中に、実は学問、学ぶべきところ
があるのだと思う。 実践の壁を乗り越えて、
自分の味方にしよう。
まさに、ケツメイシの「ライフイズビューティフル」の
曲のようです。
歌詞の中に、『君が乗り越えた壁は いつか君を守る盾
となって君をそばで いつまでも支えるだろう』
この部分、私の大好きな歌です!!
自分の心の明鏡に一点の曇りなきように
徹底的に祓い、清めていく。
そして、『慎独(しんどく)』=独りを慎み、
自分に立ち向かってくる壁を一人慎み、考え
乗り越える、その経験は、自分の中の自信となる
自分で作り上げた自信は、自分を守ってくれる盾に
なってくれるんだと思う。