午(うま)の日
午(うま)の日、「初午」や「二の午」
とよく耳にする頃となりました。
今年の「初午の日」は、令和4年2月10日、
「二の午」は、2月22日ですね。
よく神社にいると、「午(うま)の日」って
なんですか?と質問をされます。
「お稲荷さんのお祭りの日ですね」と答えますが、
その起源は、京都の伏見稲荷大社の祭神が稲荷山
に降臨したのが、和銅四年(711年)二月十一日
(あるいは九日)で、その日が初午だったという
言い伝えによるとのことです。
この日を稲荷の縁日とするほかにも、飾りたてた馬を
神社や馬頭観音に参拝させたり、藁馬の背に餅をのせて
道祖伸に供えるといった馬にまつわる行事も各地に
みられるそうです。
初午に田の神が山から降りて来るという伝承が全国的に
あり、農耕開始にあたって豊作を祈願する行事が、
農耕神的な性格をもつ稲荷信仰と結びついて現在の形態に
なっているようです。
稲荷と農耕との結びつき、すごくいいですね。
稲荷の鳥居が、朱色や赤色なのも、その色が稲作に必要な
太陽の光や温かさを運んでくると稲荷神社では考えられて
いること、日本人は農業を大切にしてきたのがよく分かります。