大阪三十六景

大阪三十六景という言葉、その存在を

勝鬘院2022年

初めて、今日知りました。

長男の建築学部のゼミの課題に、

この大阪三十六景に出て来る

風景、木版画の絵の場所に

実際に行き、

今、どうなっているか?

この大阪三十六景の木版画

の作家は、赤松麟作という

作家の作品です。

大阪の生んだ近代洋画界

の権威の方になります。

明治・大正・昭和始めの頃の浪華(なにわ)の姿を

三十六景を選び、その詩情と余韻を伝えた作品ばかりです。

今日は、自宅から地下鉄により歩いて回れる二か所に

私も付いて行きました。

この54歳になるまで、全然知らなかった大阪の風景を

二か所見せてもらい、感動しました!

一つは、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘駅」から

徒歩5分の愛染堂です。

愛染堂は、四天王寺の別院として愛染明王をまつり

勝鬘院(しょうまんいん)とも言います。

ちょうど、愛染明王のまつられているお寺金堂の後ろに

多宝塔が建っています。

多宝塔は、豊臣秀吉により文禄三年(1594年)に

再建され、大阪市内に現存する最古の建造物です。

現在は、国の重要文化財になります。

二か所目は、この愛染明王、勝鬘院から歩いて15分

やはり同じく地下鉄谷町線であれば、天王寺駅より徒歩

8分の所にある、慶沢園(けいたくえん)に行きました。

慶沢園は、住友家第15代吉左衛門により

茶臼山本邸の庭園として造営されたものです。

木版画の説明では、動物園となっていますが、

現在の天王寺動物園には、このような松のある池が

無いので、慶沢園ではないかと動物園の方と推測

してこの場所と今日は、判断しました。

どちらもまさに、大阪の風光明媚な場所で

素晴らしいです。

長男の課題も進みとても良い時間を二人で

過ごしました。