花鎮めの祭りの季節
花鎮めの祭り、先般奈良の三輪大社に
参拝の際、狭井神社さんの案内にあった
言葉を思いだした。
『平安時代の律令の注釈書の令義解
(りょうのぎげ)に鎮花祭のことが
記され、春の花びらが散る時に疫神が
分散して流行病を起こすために、これを
鎮圧するために大神神社と狭井神社で
お祭りを行う。』
この注釈書からこの祭儀が、
『大宝律令』(701年)に国家の
祭祀として行うことが定められて
いたことがわかります。
この花鎮めの御祭は、花そのものを
鎮める祭りではない。
流行病を拡散させないための
お祭りと知り理解する。
花鎮めと言う名称がやはり、綺麗だなと
耳に残る。
私の斎主を務める、杜乃宮があるホテル椿山荘東京や
その横に流れる神田川沿いも桜が満開の季節。
春の日差し、気温の上昇に伴い、桜が満開になり、
満開の時期を少しでも伸びるのが嬉しいと考えるか
花冷えと朝晩の気温が下がる。
また、雨も降る。三寒四温のこの時期、体調を崩さないように
桜を見つつも、気温に合わせて服装を注意する。
桜の満開のピンクと
その幹の黒
そして、新緑が出て来る
瑞々しい翠が、凄く綺麗で
ある。
神田川には、川沿いの満開の桜の花びらが、ヒラヒラと
舞い落ちて、花筏を作って流れていく。
やっと、春が来たかと思うのに、あっと言う間に
桜が散る。
いよいよ三月も終わり。
新しい期が始まる。
四月のスタートである。
正月からの3か月も終わり、また新たな出発
体調を整えて頑張っていこう。